東京都現代美術館で開催中のジャン・プルーヴェ展へ行ってきました
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東京都現代美術館で開催中のジャン・プルーヴェ展へ行ってきました。
ジャン・プルーヴェはル・コルビュジエやピエール・ジャンヌレと同時代に活躍したフランスの建築家・家具デザイナーです。Vitraからジャン・プルーヴェの復刻版の家具が販売されているので、名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
展示の前半は家具、後半は建築にスポットライトを当てた大規模な展覧会で、建築はやや専門的な内容ですが、模型や動画なども多く建築に明るくない方でも楽しめるように工夫がされていました。
スタンダードチェアの様々なタイプやその変遷を辿る展示。
一見すると全く同じように見える椅子でも、じっくり見てみるとデザインや構造が少し違っていたりと、細かな発見がありました。
アルニウム製の日除けルーバー。
アルミニウム製の日除けルーバーが、実際の建物のファサードにも特徴的に表れています。
解体・移築可能な建築物として作られた組立式住宅の門型フレームと梁。
シンプルな構造で、その周りをアルミニウム製の壁で囲むことで自由な平面計画と多様な外観を実現しました。
アトリウムに展示されているF 8x8 BCC組立式住宅。ピエール・ジャンヌレと協働して設計・建設したものだそうです。
中に入ることは出来ませんが、近くに立って窓から中を覗くことでスケール感やディテールを体感することが出来るようになっていました。
会期は10月16日(日)までとなっていますので、気になる方はお急ぎください。
by hachiga