様々な木のテクスチャー<壁 編>
仕上げの素材として多く使われる「木」。
同じ木材でも、その加工方法によってお部屋の表情が大きく変わります。
こちら4種類は同じ「木」を使った仕上げ。
どれがどこのお部屋かわかりますか??(超難問)
正解は・・・
OSBという集成材です。
木片の色や繊維の方向によって濃淡がつき、結晶の様な繊細さと同時に、木片の荒々しさも感じられます。
TPO物件では、hutong[フートン]でも使われています。
ラーチ合板です。
木目と節が模様のアクセントになっていて、木の表情が良く出ている素材です。
他のTPO物件では、同じシリーズのapartments F1にも使われています。
また、タケイハウスでも一部使われています。
シナ合板です。
木目が均一で表面に光沢があり強度もあるので、仕上げ材としてよく使われます。
他のTPO物件では、谷内田章夫さんや木下道朗さんの設計に多く使われていますが、その他の物件でも広く使われています。
木繊セメント板です。
木の繊維をセメントで固めているので、調湿・吸音・断熱等に優れています。
他のTPO物件では、blanco cubo[ブランコキューボ]で使われています。
~番外編~
靴箱やキッチン、ロフト階段等に使用している木材の表面に特殊な加工を施しています。
表面はマットな仕上がりで、少し色味のトーンが明るくなっています。触るとすべすべ。
この手触りが個人的に好みで、是非気付いて欲しいこだわりポイントです。
以上、5種類をご紹介しましたがいかがでしたか?
お部屋選びで重要な条件はそれぞれですが、
お部屋の印象が良いな~と思う1つには、隠れた素材選びがあります。
そんな細かいこだわりも共有して楽しんでいただけたらと思います。
by hirabayashi