MIHO MUSEUMへ行ってきました
GW休みを利用して滋賀県の信楽町の山中にある美術館、
MIHO MUSEUMへ行ってきました。
MIHO MUSEUMは桃源郷をテーマに、
宗教法人神慈秀明会の小山美秀子さんという方が創立した美術館だそうです。
そのせいか、今まで訪れたどの美術館とも違った、圧倒的なスケール感とストーリー性が感じられました。
信楽町の山中にあるためアクセスするのはとても大変で、
JR石山駅からバスで約50分、山道を進んだ先にひっそりと佇んでいました。
美術館の周りを見渡しても山しか見えず、美術館自体も建築容積の80%以上が地中に埋設されているそうです。
設計はパリのルーブル美術館のガラスピラミッドで有名な、中国系アメリカ人建築家のI.M.ペイ。
美術館に向かうには、トンネルを抜けてつり橋を渡る必要があるのですが、
もちろんトンネルやつり橋も全体計画に含まれて設計されたものです。
あいにく天気は雨だったのですが、雨のおかげで新緑の緑色がはっきりとして綺麗でした。
ちなみにこのつり橋は、2017年にルイ・ヴィトンのクルーズ・コレクションが発表されたことでも話題となりました。
ルイ・ヴィトンの動画の冒頭ではMIHO MUSEUMの俯瞰映像も流れるので、是非見てみてください。
つり橋の向こうに見えるガラス屋根の建物が美術館です。
つり橋の横にはすぐ杉林があり、直立する杉と斜めのワイヤーが幾何学的な模様を作り出していました。
やっと美術館に到着。石山駅から合計1時間以上の道のりでした。
エントランスを入るとスペースフレームに支えられたガラス屋根とルーバーによる空間が広がります。
そして長蛇の列…。
特別展「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」が開催されていて、
現存する3つの曜変天目茶碗の内の1つが見られるとだけあって、1時間の待ち時間となっていました。
本物はもちろん写真撮影禁止のため、写真の写真を撮ってきました。
吸い込まれるような綺麗な模様で、茶碗には詳しくないのですが、はるばるやってきた甲斐がありました。
ちなみに混雑のため鑑賞時間には制限があり、1時間並んで見学できるのは1分間のみ…。
館内からの景色も素晴らしく、世界各地の美術品が収集されている常設展だけでも十分楽しむことが出来る印象でした。
by hachiga