イサム・ノグチのAKARI
皆さんはイサム・ノグチをご存知でしょうか。
アメリカ生まれの彫刻家・画家・インテリアデザイナーで、丹下健三をはじめ多くの著名な建築家とも交流があったそうです。
今回はイサム・ノグチのデザインした照明、「AKARI」をご紹介します。
「僕は自分の作品に『AKARI』と名づけました。ちょうちんとは呼ばずに。
太陽の光や月の光を部屋に入れようという意味から『明かり』という言葉ができ、漢字も日と月とで出来ています。
近代化した生活にとって、自然光に近い照明は憧れであり、和紙を透かしてくる明かりは、ほどよく光を分散させて部屋全体に柔らかい光を流してくれる。“AKARI”は光そのものが彫刻であり、陰のない彫刻作品なのです。」
というイサム・ノグチの言葉にあるように、柔らかい光はお部屋を温かく包み込んでくれます。
torre(60D)
1951年に長良川の鵜飼を見物するために岐阜県に立ち寄った際、
岐阜提灯の提灯工場を見学し、デザインの着想を得たそうです。
地場産業とプロダクトデザインが結びつく、なんとも素敵なストーリです。
学芸大学駅の新築torreには、このイサム・ノグチの照明が使われています。
上の写真のタイプは、直径60mmで竹ひごの密度が低い60Dという型。
今回はより竹ひごの密度が高い、直径45mmの45Aというタイプを購入してみました。
こちらがパッケージ。
ロゴマークは太陽を示す正円と三日月をモチーフにしているそうです。
中身はこんな感じ。
なんと、まさかのぺったんこの状態。
輸送コストも抑えられ、とても理に適ったデザインです。
手で広げるだけで、簡単に球体が完成します。
上部のプラスチック製のストッパーが少し残念です…。
天井から吊るすとこんな感じに。
40Wの明るすぎない電球色の照明が、柔らかくお部屋を照らしてくれます。
「AKARI」シリーズは今回の吊るすタイプ以外にも、
吹き抜け用の長いタイプや置型タイプなど、様々なものが発売されています。
現在募集中のtorre 500号室では、吹き抜け用のタイプが使用されています。
圧倒的な存在感ですが、和風にも洋風にも自然と溶け込むデザインのためか、
まるでtorreのために設計されたかとも思えるような一体感です。
新築のtorreも残り1部屋。
ご内見をご希望の際は、こちらからお問い合わせ下さい。
by hachiga